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警備員研修最終日 [最近の出来事]

今日は昨日に引き続き、警備員資格試験を受けてきた。今日のテストはコミュニケーション&コンフリクトマネージメントスキル(会話と話がこじれたときの対処方法)に関するテスト。一番最初の日に、最終日は「コミュニケーションのテストをやる」と教官に言われていたのでてっきり今日のテストは口頭試問なんだと思っていたら、ペーパーテストだった。

テストが終了すると、試験管にテスト用紙を渡す。試験管と言っても今まで教えてくれていた初老の教官なのだが。教官はテストを受け取ると「採点をするのから、教室の外で待つように」と我々に指示。我々は少し緊張しつつ外で待つ。教官が出てきて、二人(ヤング・サミュエルと私)とも合格である旨を伝えてきた。事務手続きをするからもう少しここで待つようにと我々に指示する。

少しして、朝方我々が提出した身分証明書などの証明書類を抱えた事務方の女性が部屋に入ってきた。事務方の女性は、こちらもまた結構なヨークシャー訛りの、私の提出した書類に関してイロイロと早口でおっしゃる。よく言っていることがわからないので何度か聞きなおして、わかったのは、私の提出した3つの身分証明書のうち2つが効力がないので別のを用意するようにとのこと。効力がないといわれた書類は銀行の残高証明と大学院への入学証明書。銀行への残高証明は3ヶ月以内のものでないと効力がないとの説明をうけ、なるほどそうかと納得した。しかし納得いかないのは、大学院への入学証明書がなぜ身元確認に効果がないのかということだ。

納得いかないので何でダメなのか聞いてみた。すると、過去に私が日本で働いていたもしくは学校に通っていたことを証明する書類でなければ、受け付けられないのだそうだ。それならそうと先にいってくれよ、まー理由はわからんでもないが。ロンドンのテロ以来、イギリスの外国人滞在者に対する審査は厳格になってきている。ましてや、アルバイトとはいえ、警備員はある程度治安維持に関わる仕事であるため、審査が厳しいのだろう。

余談だが、警備員の仕事のひとつにクラブの用心棒の仕事がある。イスラム過激派のクラブ襲撃、クラブ内での自爆テロなどがイスラエル、インドネシアなどであったこともあり、クラブの用心棒の治安維持に対する責任は非常に高い(ちなみに今の私の資格ではクラブの用心棒はできないそうだ。もう少し上級の資格取得の必要があるらしい)。

これから入る大学の入学証明の効果がなく、過去の学歴、職歴を証明する書類にこだわるのも純粋に治安維持上の理由からだろうことが想像できる。つまり、「イギリスに来るまでまともな人物でしたよね~?アナタ」ということだろう。最後にダメ押しで「過去に犯罪経歴(criminal record)がないかの経歴調査をするが問題ないか?」と、聞かれた。何も過去に後ろ暗い経歴はないので「どうぞ、ご勝手に」といった感じで答えておいた。

研修を終えテストも合格はしたが、警備員になるためにはまだもう少しイロイロありそう。

クラブの用心棒:bouncer


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はなこ

おめでとうございます。
といっても、レファレンスと犯罪歴の照会が終わるまでは正式におめでとうではないのかな…。手続き長いですね。

とにかく、お疲れさまでした。
by はなこ (2006-06-30 03:57) 

ガワ氏

有難うございます。

何とかテストに合格しました。
おっしゃるとおり、まだなんだか手続きあるんです。
いつになったら晴れて仕事ができるのやら。
by ガワ氏 (2006-06-30 10:28) 

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