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Tescoが何であんなに安いのか

の理由の一端を垣間見たような気がする。

「Tescoがジンバブエからの輸入停止に踏み切った」
スーパーマーケットチェーンのテスコが「政治的な危機が続く」間ジンバブエから商品を輸入することを停止すると公表した。この小売ジャイアントはジンバブエより、野菜を含む商品を100万ポンド(2億円)相当ジンバブエより輸入している。
(BBC 2008年6月30日より)
http://news.bbc.co.uk/1/hi/business/7482383.stm

ジンバブエの国民一人当たりのGNI:

340米ドル(2006年、世銀)
(直接の情報入手先は外務省:ジンバブエ共和国より)
http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/zimbabwe/data.html

こちらの大統領のムガベ氏がまた独裁者の鏡のような方で、最近ちょっとやりすぎて、(特にイギリスとアメリカで)非難轟々のようです。
(Wikipedia「Robert Mugabe」)
http://en.wikipedia.org/wiki/Robert_Mugabe

彼の失政により農業生産力がガタ落ちしてしまい現在、第二次大戦後最悪のハイパーインフレーションに見舞われているとのこと。

物価上昇率:
160,000%(年率:2008年:政府発表:実体は不明)
(外務省:ジンバブエ共和国)

おそらくポンドとジンバブエドルの換算率はとんでもないことになってるだろうから、100万ポンド(約2億円)持っていけばものすごい量の食物を手に入れるんだろう。

で、あればこそのあの低価格かと、食糧難に見舞われている国の食糧を、政情の不安定さを利用して安く買いたたく資本主義の非常さを、あまり抵抗なく受け入れつつある自分の変化に少し驚いている。

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