大雑把な優しさ

イギリスで道を歩いていると時々信号が回り道をしなければならないところにあったりする。そんなときは道の左右を確認してちゃっちゃと自動車道を横切る。時々少し渋滞なんかがおきているときなど、車と車の間をすり抜けて横切るのだが、そのとき少しドライバーと目をあわせる。

ドライバーは大抵「通っていいぜ」といった感じで指をさす。その瞬間私は親指を立て「サンキューな」といった感じの顔をする。するとドライバーは「いいってことよ」といった感じでニヤと笑う。

なんとない日常の一シーンなんだが、イギリスのこういうところが気に入ってる。ドライバーと歩行者の間にもちょっとしたやり取りがあって、ほんの少しのコミュニケーションがある。言葉にさえもなっていないのだけれど。

ほんのちょっと間の意思の疎通が、気持ちよく生活するコツなんだなと実感している。

意思の疎通：communication

コメント 2

まさしく、そう、思います。
なかなか、実践できませんけれどもね…。

あと、車に道を譲られたとき、親指を上げるというのは、かっこいいと思って、今日、やってみようとしました。ですが、私の腕は体格の割りに短く、ジャンパーの袖に手が完全に隠れてしまい…相手から見たら、単に腕を上げただけになってしまいました…。
by Watcher (2006-09-16 04:45) 

＞相手から見たら、単に腕を上げただけになってしまいました…。
絵が頭に浮かんで笑ってしまいました。

相手としては、こちらが親指立てるのでも何でも、こちらがなんか反応しているというのが分かればいいのだと思います。だから手を上げるのもいいと思いますよ。
by ガワ氏 (2006-09-17 00:03)