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ビッグ・バン実験 [時事もの]

BBCを見てたら、今日スイスはジュネーブで世界最大の物理学実験が行われたとのこと。この実験によって宇宙が誕生した直後の状況、すなわちビッグ・バンを生み出すことができるだの云々。我々のこの宇宙が生まれた起源を探る上で非常に有意義な実験だったらしい。宇宙の起源と聞いたところで、やはりというかホーキング博士がインタビューを受けてました。ビッグ・バンを人工的に模する実験だなんて、なんだか人間の想像力をかきたてますよね。なんだか経済が後ろ向きだったり、地球温暖化が深刻だったりと、あまり景気のいい話を聞かない中で、こういうロマンをかきたてる話を聞くと気分がいいです。

で、この実験一回にかけた予算が20億ポンド(4000億円弱)とのこと、いや~景気よくお金を使ってますね~はっはっは。うちの会社にもそいつを回してくれ!とか突っ込みを入れていました。そしたら、

「このようなロマンあふれる実験もいいが、昨今火急の問題となりつつあるエネルギーや地球環境に関する実験とか、そういったもっと「実用的な」実験に予算を回せたのではないか」

という批判は出ているようです。

世知辛いな~でもその通りだな~とテレビを見ながらニヤニヤしてました。


世知辛い:calculating


なぜペットボトル持込不可か? [時事もの]

去年の12月にビザの関係で日本に一時帰国する際、マンチェスター空港の持ち物検査で引っ掛かった。理由はエビアンのペットボトルをもってたからだった。空港の警備員は私のエビアンを取り上げて、「これの持ち込みはできないね」と取り上げてしまった。まだ、一口しか飲んでなかったので「へっ、何で?ついさっき買ったばっかりのミネラルウォーターなんだけど」と言ったら、「いや~規則だから。ゴメンね」と言いながらも返してはくれない。「もう少し小さきゃ、あんまり目立たないから別にいいんだけど、これはでかいから見過ごせないんだよね」と言いつつ、私の買ったばかりのエビアンを没収してしまった。

ついさっきBBCを見ていて、アルカイダとつながりのあるイスラム系イギリス人3名を、飛行機爆破共謀の容疑で逮捕したとのニュースをやっていた。3名が使用するつもりだったのは、ペットボトルを利用した手製の液体爆弾だという。どれほどの破壊力があるのかの実験が公開されていたのだが、結構なものだった。飛行中の機内で爆破を起こした場合、飛行機の内部に亀裂を生じさせ気圧の変化により飛行機を破壊することも可能だろう、とBBCでは説明をしていた。

これを見た瞬間に、私のペットボトルが取り上げられた理由が判明した。

と、同時に警備員のセリフ

「もう少し小さきゃ、あんまり目立たないからいいんだけどね」というセリフを思い出して「おいおい、そんな甘甘な警備態勢で良かったのかよ」と昔のことに突っ込みを入れてしまったのだが、当面の犯人は捕まったみたいだし、一番のターゲットにされているのはヒースローからアメリカ行きの大西洋横断路線だって言うし、ま~マンチェスターなんてこんなもんでいいのか。

んっ、いいのか?

共同謀議:conspiracy

中国共産党の生まれた荒野 [本など]


ワイルド・スワン 上 (1) (講談社文庫 ち 4-1)

ワイルド・スワン 上 (1) (講談社文庫 ち 4-1)

  • 作者: ユン・チアン
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2007/03
  • メディア: 文庫



まだ上巻の半分までしか読んでないんですけど、なんだかこう、読んでいるうちにタイトルだけ頭に浮かんできて、忘れんうちにそれだけ書いとこう、という感じの見切り発車で行きます。読んでいてものすごく印象に残るのは著者の祖母、曾祖母たちの女性が社会的にものすごく抑圧されていたというところです。少しネタばれになりますが、著者の祖母が幼少の時分に曾祖母の手により纏足にされる場面が出てきます。ものすごく痛そうです。そこまでしないと嫁に行けない。纏足が中途半端であったがために結婚が破談になった女性は、幼少のころ心を鬼にしなかった母親を恨む。民主主義の島国で育った私の感覚からは、想像もつかなかった世界が描写されています。清朝の弱体化から軍閥の割拠の時代へ、さらに日本軍による搾取を経て、戦後に進駐してきたロシア軍の略奪、腐敗しきった国民党の無策、血みどろの国共内戦。人々は様々な時の権力者によって翻弄されます。

そんな文脈の中で共産党の話が始まったとき、読みながら少し「ホッと」しました。それまでのどの権力者たちより、まともに見えたからです。著者の文章を読む限り、それまでのどの権力者より正義があり、人情味があります。ルールを守り、略奪、強姦をせず、男女の平等を標ぼうしていました。文章を読んでさえこうなのですから、もし本当に私がその場で生活をしていたらどうだったでしょうか。たぶん喜んで共産党員になったかもしれません。

そういえば、共産党の出発点っていうのは中国に限らず、伝統的な抑圧、持てるものの持たざるものへの搾取に対する反発だったと思います。ドイツ系ユダヤ人のマルクスは、工業先進国であるイギリスで搾取されている労働者達の状態にショックを受けて、エンゲルスの資金的援助のもとマンチェスターで「資本論」を書いたと聞いたことがあります。その動機自体は間違いのない正義でしょう。

当時、現状に絶望した多くの中国人知識層がその正義に希望を見出したのかなと思いました。まだ上巻の半分までしか読んでいないため、共産党が政権を握ったあたりまでの読後感ですので中途半端ですが、とにかくそれまでの権力者に比べて、共産党は「まだマシ」どころか「ものすごくマシ」だったということが、中国国内で広範に受け入れられた理由なのだと思います。

マルクス:Marx

Google Mapのストリートビュー [最近の出来事]

Google Mapのストリートビューってこれすごいっすね。

Google Mapを初めて使ったとき、パソコン上のうちの実家の屋根をなでながら、「すげー、すげー」とはしゃいでいたものですが、今度はもっと近いですよ。看板まで見えます、私がよく行っていたラーメン屋まで見えます。通行人のお兄さん、お姉さんまで見えます(顔はぼやけています)。車のナンバープレートはさすがに見えませんでした。

残念ながらうちの実家は、ストリートビューで網羅されている区域のぎりぎり範囲外だったため、見ることはできませんでしたが、うちの母方の実家が範囲内だったので、見てきました。最寄り駅からジイさんの家までの道のりを辿ったのですが、なんだか本当に歩いているような気分になってきます。そして、うちのジイさんの家の横までたどり着いた際には、なんだか本当に到着したような錯覚に陥ってしましました。ストリートビュー恐るべし。

やっと夏/キムチ漬け [最近の出来事]

先週の土日あたりから、こちらシェフィールドも夏日に入ってきまして、隣の席の同僚(上海出身)と、「いやーやっと夏やね~」「暑いね~」なんて、今日も話しておりました。私が「暑いと集中力落ちるよな」とボヤくと、同僚は「あ~甘い甘い、上海なんてきょうび40度オーバーよ」なんつってすごいことを言ってました。やばいですね、こっちの涼しい気候に慣れた身にとって40度は想像の外の世界です。こっちは、先週の頭まで本当に涼しかったんですよ。いや本当にね寒かったんですよ。朝、会社に向かって歩いてる途中、はいた息が白くなりましたからね、寒くて。

日本の会社のお客さんに電話するたびに「こっちはイヤになるくらい暑いよ」と言われ、そのたびに「ああ~その暑さをこっちに分けて」と心の中で思っておりました。
で、やっとこっちも夏日になり暑くなったわけですが、暑いと暑いで「暑ちー、集中力落ちる~」と文句が出てきます。なんともないものねだりと申しますか、何がどうなっても文句は出てきますな。

話は変わりますが、以前韓国の同僚から教わったキムチの作り方を思い出しつつ、自己流でキムチもどきを作成しました。つけてから結構時間を置いたほうがおいしいので、棚に保管しておいたのですが、今日の暑い夏日の中大事なキムチが腐ってしまうんじゃないかと、仕事中、少し気をもんだわけですが、家に帰って味見をしてみるとなかなかうまい具合につけ上がってきたので、少し胸をなでおろした次第です。

発酵:fermentation

備忘録:カレー [料理あれこれ]

今日偶然にできたカレーがバカウマだったので、どうやってできたか忘れんうちにメモっておこうっと。

最初作るつもりだった献立:

ブロッコリーのトマト煮 ピリ辛仕立て/
白菜と鶏肉の炒め物

冷蔵庫を開けるとブロッコリー黄色く変色しかけていたので「こりゃ、今日中に食わねーとヤバイな」ということでトマトをざく切りにしたのとで煮て食べる予定だった。あと鶏肉の中抜きをさばいて冷凍庫に入れておいたのと、白菜をマーケットで手に入れていたので、「そいつと炒めて二品目を作るか」って感じで料理を始める。

「ブロッコリーのトマト煮 ピリ辛仕立て」の材料:
ブロッコリー、トマト2個、にんにく2片、塩、油、薄口醤油、パウダー唐辛子
ブロッコリーを適当な大きさに切る。トマトはざく切りにする。にんにくは1片(にんにく一個の中にある一カケラを指すのて「片」でいいんすかね?)を6等分くらいにする。油を敷いた鍋ににんにく、ブロッコリーと入れて炒める。炒めている間に塩を加えて味付けする。その後トマトを投入して、つぶし気味に火を通す。パウダー唐辛子を入れる。薄口醤油を入れる。

とここまできたところでふと、「カレー粉を入れてカレー風味にするのはどうだろう?」とのアイディアが浮かんだ。そこで水を加えて水分を増やし、カレー粉を投入することにした。

その後、とり肉が解凍したのを待って、炒め用にモモ肉と手羽を一口サイズに切る。切り終わってからなんだか、わざわざその鶏肉を炒め物に使うんじゃなくてそのままカレーと一緒に煮込めばいいんじゃない?と思いつく。そこで、白菜を切るのはやめて、冷蔵庫にしまい。カレー風味の煮物にトリを投入することにした。トリを入れるにしては水が足りなかったので、水を割り増す。ぐつぐつゆでたのちに味見をしてみたら、水を割り増しているうちに塩味が薄まってきていたので、塩を投入する代わりに冬菜(ザーサイみたいに塩味の濃い、中華食材)を投入して味を加えることにする。

出来上がったカレーを味見して、その旨さに感動する。

カレー粉:curry powder

隣のととろ [想いつくまま]

こう書くと、少しおどろおどろしく感じるのは私だけでしょうか。宮崎駿のアニメ「となりのトトロ」にまつわる都市伝説というのがあるようで、下記のウェブサイトを読んで一人でびびってました。

http://totoro.3xai.net/cat3/cat20/


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